矢作川研究所日記

2017/12/25

アユの流下仔魚調査を行っています

秋から冬のこの季節は、川の下流で産み付けられたアユの卵がかえり、6mm程の大きさの仔魚(成魚と同じ体形になる前の赤ちゃんのこと)が海へと流れ下る時期です。過去の調査から推定される矢作川のアユ仔魚の数は数億尾。しかしながら、矢作川では他の河川と比べて、遡上するアユの量に対して流れ下る仔魚の量が少ない可能性があり、アユの繁殖に関して何かしらの課題があるようです。今年度は仔魚期の課題を明らかにするための流下仔魚の採集調査を行っています。