矢作川研究所日記

2019/09/15

百々水辺愛護会と「管理・活動計画図」ワークショップを開催しました

 矢作川の河畔林整備を行っている百々水辺愛護会と、矢作川研究所で、これまでの愛護活動をふりかえり、今後の将来像を描くワークショップを行いました。朝6時からの草刈り、竹伐りの活動後、現地での開催でした。
 第一回のこの日は、活動の「過去」と「現在」がテーマです。まず、竹で覆われて通りにくかった川辺の散策路整備を目的に始まり、今年で16年になる活動のこれまでを航空写真を見ながらふりかえりました。
 次に、現在の成果と課題を出し合いました。成果としては、散策路を維持し、矢作川の景観を確保してきたこと、課題としては、散策路が地域の人にあまり知られていないこと、などが出されました。散策路が知られていないことについては、地域で行われているウォーキングイベントにこの散策路を取り込んでもらったらどうか、などのアイデアが出ました。
 次回は活動の目標を立てて活動地の将来図を描き、その後、それらを「管理・活動計画図」としてまとめる予定です。




2019/09/08

逢妻女川・男川でアカミミガメの防除が行われています

 
 今年も逢妻女川・男川でアカミミガメの防除を行っています!


 逢妻男川では9月6日から8日に今年2回目の防除を、初音川ビオトープ愛護会、トヨタ自動車堤工場の方々と共働で行いました。9月とは思えない暑い日でしたが、何とか台風が到達する前に終えることができました。


 6日の朝は初音川ビオトープに集合し、2班に分かれて、各班5地点に罠を仕掛けました。愛護会の方々は手慣れたもので、現場に到着するやいなや草刈り機のエンジンをかけ、堤防から岸際まできれいに草を刈って下さいました。続いて、罠にスーパーで頂いた魚のあらを餌として取り付け、1か所に2個ずつ仕掛けました。


 
 午後の回収では、体長20 cmを超える大型のミシシッピアカミミガメや首を長く伸ばした大きなスッポンなど、最高11個体が1つの罠で捕獲されました。回収の際はカメ達に噛まれないよう慎重に岸まで運び、スッポンはその場で体長を測定した後、放流し、アカミミガメ、イシガメ、クサガメは持ち帰り用のコンテナに入れました。空になった罠は餌を確認して、再び設置しました。


 2日目からはトヨタ自動車堤工場の方々も加わって頂き、午前と午後に回収と仕掛け、3日目は午前に回収を行って、3日間の作業を終えました。3日間の防除でミシシッピアカミミガメが136個体、イシガメが6個体、スッポンが34個体、クサガメが1個体、捕獲されました。