矢作川研究所日記

2019/12/08

大河原水辺愛護会が活動のこれからを考えました

 大河原水辺愛護会で二回目の管理・活動計画作成ワークショップが行われました。
 ワークショップは、研究所の呼びかけにより、愛護会の会員の皆さんが集まって活動をふりかえり、今後の将来像を描くものです。活動の「これまで」をふりかえった第一回を踏まえて、この日は将来像について話し合いました。
 大河原水辺愛護会の課題となっているのは活動地の活用です。竹を伐り、草を刈って、広い空地はできていますが、利用はあまりされていない状況です。そこで、地域のみなさんが川の眺めを楽しめる、安心して歩ける道を作ろうという方針が固まりました。
 一方、会員自身の仕事や、畑、田んぼの世話もしながらの愛護活動は負担となっている一面もあります。愛護会の継続についても話し合われ、今はこの活動が地域の人々をつなぐ一つの機会となっているので活動頻度や活動面積を見直しながら、今しばらくは続けていこうということになりました。ただ、人口減少や高齢化が想定されるなかで、活動の意義をその時々で考えて判断していこうということになりました。
 研究所からは、活動地に生えている「ケケンポナシ」の木(枝の一部が食べられる)や、豊富な山菜の活用を提案しました。
今年度末までに、これらの意見を集約した計画ができあがる予定です。
(一枚目の写真はワークショップ当日、2枚目の写真は11月、3枚目は10月撮影)