セミナーを開催しました(永橋 爲介氏)

2017/02/23

豊田市は平成28年度に「豊田市矢作川河川環境活性化プラン」を策定しました。
プランでは市民と川の関係性をよりよくすることを掲げています。

そこで、都市計画学・建築計画学をご専門とされ、
自治体における参加型、パートナーシップ型の環境基本計画等のプロセス、
公園や河川等の都市オープンスペースの計画・管理・運営における
合意形成の方法論等について研究を重ねてこられた永橋為介氏(立命館大学産業社会学部教授)をお招きして、
以下のようなお話をお伺いしました。

  ・パートナーシップ型の環境基本計画策定とその後の環境まちづくり
  ・子どもの頃の環境を絵や地図で表現し、共有するワーク「環境的自叙伝」にみる水辺への愛着
  ・「環境的自叙伝」によって喚起された愛着がまちづくりにどのような効用をもたらすか など

合併したまちの環境基本計画策定の過程において、「流域」という考え方が
住民と行政の関係性を良くしていったことや、
「環境的自叙伝」を用いたやりとりのなかで、住民間の軋轢が解消したことなど、
具体的な事例をもとにレクチャーしていただきました。
「環境的自叙伝」のワークの体験もあり、
このワークが人の心をほぐし、お互いを近づけることがよくわかりました。

人々がどのように協力しあい、河川環境改善を進めて行くかを考える上で
さまざまなヒントをいただいたセミナーでした。



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