初音川ビオトープで植物と昆虫の調査を始めます

2017/07/12

当研究所は一昨年より、水辺愛護会活動の活性化に向けた取り組みの一つとしての養蜂に着目し、ニホンミツバチの飼育を行っています。今年は市内中町鴻掛にある、逢妻男川支流初音川のビオトープに巣箱を設置しました。


初音川ビオトープに設置された巣箱

さらに今年は、ニホンミツバチがすみやすい水辺づくりをめざし、初音川ビオトープ愛護会の皆さんのご協力のもと、草刈り実験にも着手しました。これは、在来種を中心に花をつける植物を増やし、ニホンミツバチやその他の訪花昆虫が蜜を集めやすい環境を作ろうという試みです。

具体的には、通常の方法で草刈り機を使って草を刈るエリア(草刈り区)のほかに、繁茂しやすい大型の外来植物やつる植物のみを、手刈りや引き抜きなどにより除去する「手刈り・引き抜き区」を設け、植物の種類や開花状況、花に集まるミツバチの数を比較します。これらに加え、手刈り・引き抜き区の中に、刈り取りや引き抜きを全く行わない「対照区」をつくることを決めて、この日調査枠を設置しました。



 外来草本の引き抜き作業     手刈り・引き抜き区         対照区
(2017.6.5 初音川ビオトー
 プ愛護会植物観察会)

さまざまな野の花が咲き、たくさんのミツバチが訪れる草原をつくるために、これから調査を行っていきます。


     ヌマトラノオ


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