水生生物広域調査を行いました

2020/03/12

小渡


 毎年3月に行っている矢作川の水生生物広域調査に出かけました。場所は上流が矢作ダム湖上流の流水区間から下流が葵大橋上流までの6ヶ所で行っています。調査の対象は石の上に生育している付着藻類と川底に棲んでいる底生動物です。


 底生動物の中でも水生昆虫と呼ばれる、一生のうちの一部、もしくは全部を水中で暮らす昆虫は、春に羽化する種類が多く、この時期は終齢幼虫と呼ばれる最も身体が大きくなる時で、種類の判別にうってつけと言えます。しかし今年の冬はご存じの通り暖かい日が多く、すでに羽化してしまったのでは?と少々心配でした。白波が立つ瀬の部分や、ヨシなどが生える岸辺を、手網を持って採集してみると、何とかまだ水に留まっていたようで、例年通り多くの種類が採集でき安心しました。


葵大橋上流


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