No.139 クロゲンゴロウ

体長は20-25mmで、体型は卵形をしており、名前の通り体全体が黒色のゲンゴロウです。中山間地にある水田やため池、休耕田などに生息しています。かつては矢作川流域の平野部でも見られましたが、水田での圃場整備や栽培技術の変化などにより、最近では中山間地ですら生息数が減少しているようです。
写真は羽化して上翅がきれいに伸びた直後に撮影したものです。白く透き通った透明感のある姿は、まるで皮を剥いだライチのよう。数日後には黒色に変化して水中を泳ぎ回っていました(浜崎健児)。



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