No.144 ニホンイシガメ

2018年の11月下旬、川底の石の隙間に隠れているニホンイシガメを見つけました。
本州・四国・九州に生息する日本固有のカメで、黄褐色の甲羅が特徴です。豊田市内では、川やため池などで見ることができます。季節に応じて水田や畑などを餌場や産卵場所として利用することが知られており、川の土手や田んぼの畦を歩いている場面に出くわすこともあります。
近年では、護岸に伴う生息環境の悪化やペットとしての乱獲だけでなく、アライグマによる捕食やミシシッピアカミミガメとの競合などにより、全国的に個体数が減少しています。歩いているニホンイシガメを見つけたら、むやみに捕まえずにそっと見守ってあげてください。(浜崎健児)


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