No.165 クワキジラミ

毎年、5月下旬くらいになると、矢作川河畔の桑の木でクワキジラミを見かけます。体長は3~4mmくらい。カメムシ目ヨコバイ亜目の昆虫です。幼虫は白くて長いひも状のロウ物質を分泌するためよく目立ち、桑の木全体に白い粉をかけたように見えます。葉の裏に集まって樹液を吸うことから葉がちぢれたようになってしまうため、養蚕が盛んだったころは主要な害虫として知られていたようです。(浜崎健児)


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