2013年矢作川「川会議」が開催されました

5月11日(土)、古鼡水辺公園で「矢作川の源流の森を知ろう」をテーマに第13回矢作川「川会議」が開催されました。当日はあいにくの土砂降りでしたが202人の方々にご参加頂きました。東大生態水文学研究所長の蔵治光一郎さんの基調講演「山と川と人の深いつながり」では、防災や水資源の観点から源流域の人工林の荒廃が問題であること、古鼡を流れる矢作川の水の4割が長野・岐阜に降った雨で、いい水源林にしていくには県境を越えた流域材利用が必要だというお話がありました。続いてNPO代表の山本薫久さんから「市民が守る矢作の森」と題して、チェーンソーなど山仕事の道具を示しながら、矢作川水系森林ボランティアなど市民による森づくりの活動が紹介され、豊田市森林課の牛丸直樹さんからは豊田市の先進的な森づくり施策の説明がありました。ディスカッションでは恵那市のNPO代表の大島光利さんから「下流にきれいな安定した水を流したい」という思いが、川会議実行委員会の新見克也さんから「川のみんなに山についての意識を持ってほしい、交流し合いたい」という思いが語られ、テントの下で活発な意見交換が行われました。悪天の中ご参加頂きました皆さんに感謝致します。(洲崎)