矢作川シンポジウム「川と緑でもっと輝け! 豊田のまち」を開催しました

 11月29日(日)午後、豊田産業文化センターで矢作川シンポジウム「川と緑でもっと輝け! 豊田のまち」を開催しました。
 第1部「矢作川を元気にしよう! ─ 豊田市矢作川河川環境活性化プラン ─」では東京大学の熊谷洋一名誉教授が、生物多様性基本計画の趣旨と重要性を踏まえた川づくりについてユーモアを交えて話され、研究所の早川所長がめざす未矢作川の姿を「自然環境」「まちづくり」「流域管理」「人の利活用」の4つの視点から描く、豊田市矢作川河川環境活性化プランについて紹介しました。

 第2部の「まちを冷やす川と緑  ─豊田気温測定調査2015報告会─」では愛知教育大学名誉教授の大和田道雄名誉教授が、豊田市でヒートアイランド強度が高い現状と、矢作川の気温軽減効果について述べられました。その後8月8日に実施された気温測定調査について、豊田西高生の和泉君と大嶋君が同校の生徒が測定した3地点の測定結果と感想を紹介し、洲崎研究員から全地点の調査結果とヒートアイランドの発生・移動状況、その軽減対策について報告しました。

 その後のディスカッションでは、パネリストの赤堀良介氏(愛知工業大学)、生駒みどり氏(豊田まちづくり株式会社)、成瀬順次氏(児ノ口公園愛護協会)、有田幸司副市長からそれぞれ川づくりとまちづくり、まちの緑地の存在意義と行政の立場を踏まえたコメントを頂きました。豊田市が矢作川の未来を描こうとしている活性化プランの多面的な姿をご紹介できたのではないかと思います。


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シンポジウム配布物


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シンポジウム配布物(講演要旨)