研究所を流域博物館として機能させるため、流域の歴史的・文化的資料と自然環境のデータを収集・整理し、矢作川文献データベースを構築し公開しています。
古い川辺の写真を集め、地域住民に見ていただくことで、様々な記憶を引き出すことができる。
研究所の活動や流域のできごとなどをリアルタイムで紹介する月報「Rio」と、研究所の調査・研究成果だけでなく、流域の自然・社会に関する報告、保全活動の紹介などを盛り込んだ研究誌として、毎年『矢作川研究』を発行しています。インターネット上では、研究所の活動紹介のホームページ、流域内の情報交換のためのメーリングリストを運営しています。
研究成果の公表・発信の場として、毎年テーマを設け、外部研究者も交えた公開シンポジウムをおこなっている。
矢作川研究の基礎資料とするため、矢作川の100年を概観する資料集を刊行し、記録展を開催しました。矢作川漁業協同組合編『環境漁協宣言』(2003年、風媒社)出版にあたり、その資料を活かし、編集に全面協力しました。
また、2000年9月に襲った東海豪雨の甚大な被害について体験者の聞き取りと河川生物の調査をおこない、災害に強い安全な流域作りに生かすための記録集を刊行しました。
現在は矢作川から取水している枝下用水の120年史編集作業を豊田土地改良区と協力して進めています。