日時:2015(平成27)年2月14日(土) 13:30~16:45
場所:JAあいち豊田 ふれあいホール
矢作川は流域産業の発展により「白濁の矢作川」と呼ばれた時代から、様々な水質保全活動が進められ、水質は明らかに改善しました。一方、これまでの水質指標について、BODに頼りすぎ、流量を加味していない、住民には分かりにくいなどの指摘もありました。この反省から、河川水質と環境に関する新たな指標が模索されています。
本シンポジウムでは矢作川の水質の変遷、それに伴う矢作川および三河湾の生物の変化や流域の環境保全活動について理解を深め、矢作川の水質を中心とした現状と課題について認識を共有したいと思います。さらに、ヨーロッパにおける最新の河川再生に向けた取り組みを学び、今後の矢作川の環境をより良くするための方策を議論し、矢作川はもちろん、他の河川にも適用可能な新しい環境指標について考えます。
基調講演 「緑のインフラ」としてのヨーロッパの河川再生と流域での合意形成
保屋野初子(環境ジャーナリスト/都留文科大学非常勤講師)
報告 矢作川の水を知り、考える-水質の変遷と課題-
白金晶子(豊田市矢作川研究所)
パネルディスカッション
パネリスト / 保屋野初子(環境ジャーナリスト/都留文科大学非常勤講師)
鈴木輝明(名城大学大学院総合学術研究科特任教授)
梅村錞二(豊田市自然愛護協会顧問)
コーディネーター / 谷田一三(大阪府立大学名誉教授・豊田市矢作川研究所研究顧問)
主催:豊田市
後援:国土交通省豊橋河川事務所・愛知県豊田加茂建設事務所・矢作川水系八漁協連絡協議会
開催報告(Rio 2015年3月号 No.194) →
記録(矢作川研究 20号) →