日 時: 2009(平成21)年1月30日(金) 13:00~
場 所: 豊田産業文化センター 小ホール
河畔林は河辺の不安定な環境で生きられる植物によって形成され、多くの野生生物の生息の場となっています。護岸や水質浄化などの機能を持ち、地域の景観資源や住民の憩いの場としての役割も果たす河畔林では、野生生物の保全と両立する管理が望まれます。豊田市矢作川研究所で2006〜2007年度にかけて、合併により新しく豊田市となった地域で矢作川の河畔林の生物調査を行ったところ、稀少種を含めた多数の生物が生息していることがわかりました。今回のシンポジウムでは鳥を中心に生物調査の成果をご紹介し、新市域の矢作川の河畔林の自然特性と野生生物保全の根拠、今後の望ましい管理のあり方を考えます。
基調講演
「鳥から見た河畔林」
大畑 孝二(豊田市自然観察の森・日本野鳥の会)
「矢作川河畔林の陸上動物」
矢部 隆(愛知学泉大学)
「矢作川河畔林の植生」
洲崎 燈子(豊田市矢作川研究所)
愛知県生物多様性キャラバンセミナー
「生物多様性とCOP10について」
酒井 祥亘(愛知県環境部環境政策課 国際会議準備室)
パネルディスカッション
パネリスト /大畑 孝二(豊田市自然観察の森・日本野鳥の会)
/本守 眞人(近自然工法研究会会長)
/鵜居 利行(小渡区長)
/間野 隆裕(豊田市矢作川研究所)
コーディネーター /矢部 隆(愛知学泉大学)
主 催:豊田市
後 援:国土交通省中部地方整備局豊橋河川事務所・愛知県
第14回矢作川研究所シンポジウム「まもりたい矢作川の河畔林 ─知られざる生き物たちのメッセージ─」
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