ニュージーランド原産のコモチカワツボというカワニナにそっくりな殻高4mmほどの小さな巻貝が、愛知県で初めて、豊橋市羽根井町と小坂井町小坂井の2水路で見つかりました。
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20090402/CK2009040202000027.html
(2009年4月2日 中日新聞 Web版)
コモチカワツボは卵胎生で、雌だけの単為生殖で世代を繰り返すことができるため、繁殖力が旺盛です。このためゲンジボタル養殖の餌としてコモチカワツボがカワニナのかわりに使われることがあり、繁殖場所から流出したり、カワニナと間違えて、ホタルを放流する時に餌として撒かれたりした可能性があるようです。
コモチカワツボはカワニナに比べ、縫合部分(螺旋状につながる貝殻の谷間)が深くくびれており、殻口が丸いのが特徴です。
日本ではすでに東北から近畿と九州の一部でみつかっているそうですが、もし矢作川流域でカワニナにそっくりだけど何だか怪しい!巻貝を見つけたら、矢作川研究所にご一報下さい。(白金)
【写真は2009年4月3日お昼の平戸橋あたり。桜はもうすぐ満開です。】