「アユのなわばり行動を回復させるための全国初の実験」を行っています


4/24-25に矢作川中流に礫を投入し、川底環境を改善することでアユのなわばり行動が回復するかを検証する実験を始めました。

豊田市役所ホームページ「今日の写真」のコーナーでも紹介されています。

矢作川には毎年、多くの天然アユが遡上しますが、中流域を中心にアユがなわばりを形成せず、友釣りでアユが釣れない問題が深刻となっています。この原因の一つに、川底が石畳のように固く動かなくなる現象(アーマーコート化)が進行し、アユが好む付着藻類が減少したことが考えらています。

実験では阿摺ダム下流(通称 ソジバ)の瀬に、矢作ダムに堆積した直径約8-30 cmの礫を利用して、約15 m x 20 mの区画に約20 cmの厚さで敷き詰めました。


写真の川底が薄い茶色に見える部分が礫を投入した場所です。

今夏、この瀬でアユが元気に育ってなわばりを形成し、釣れることを期待しています。