岩本川モデル 人々の動き
2.人々の動き…どのように進めてきたの?
<1年目(2015年度)… 地域住民が描く未来希望図の作成>
浚渫工事の開始に合わせて第1回住民懇談会が開催され、豊田市が事業概要を説明したうえで、参加者が岩本川の思い出を語り合いました。そして、「今の川」を知るための、夏休みの親子対象の川遊び体験会を経て、冬、再び住民懇談会で岩本川の未来を語り合い、未来希望図を作成しました。
〈広報 事前告知と報告〉
こうした行事の案内は自治区の回覧板や子ども会の連絡網で告知をし、結果報告は扶桑町区民会館に掲示しました。2015年度の「岩本川探検隊」での様子をもとにつくった「岩本川探検マップ」はその後各戸に配られました。
<2年目(2016年度)…川づくりの体験会、活動団体設立>
この年から、岩本川を挟んだ百々町自治区も「ふるさとの川づくり」に関わることになりました。
6月に扶桑町・百々町の住民の方と子ども会の代表者が集まり「川づくり体験会」の打ち合わせ会を行いました。そして7月、前年度に浚渫したエリアで「川づくり体験会」を実施。50人を超える地域の親子が川づくりにチャレンジし、川遊びも楽しみました。一か月後の8月、川づくりの成果を見ることも兼ねて、川遊び体験会「岩本川探検隊」を実施しました。流行していたゲームにちなんで、「ikimon GO」と題し、家族対抗で岩本川の生物を探しました。この日は「高橋交流館」(市の生涯学習施設)の職員も見学に来られ、その時の様子が館内に掲示されました。また、豊田市の広報番組や広報誌「広報とよた」でも当日の様子が紹介されました。
・地域の小学校へ
両自治区の子どもたちが通う平井小学校のPTA行事の日に、住民の方と研究所でふるさとの川づくり事業の説明に行きました。また、別の日に、教職員のみなさんにもふるさとの川づくり事業を説明しました。
・川づくり団体設立
2016年度末の3月には、それまで設立の準備を進めてきた地元住民7人による川づくりの団体「岩本川創遊会」が発足しました。市の助成金制度「わくわく事業」を活用して、川づくりを進めていく方針です。
<3年目(2017年度)…「岩本川創遊会」による川づくり>
「岩本川創遊会」が本格的に活動を開始し、月に一度の草刈り、ごみ拾い、川づくり作業、川遊び体験会を行っています。
発足してすぐの4月、さっそく川づくりが行われました。7月には毎年恒例の「岩本川探検隊」を実施。主催は岩本川創遊会となりました。「ドジョウ三兄弟をさがせ!」をテーマに、ドジョウ、ニシシマドジョウ、ホトケドジョウを探しました。これらのドジョウはそれぞれ好む場所が違うので、川の多様性を考えるのにとてもいいモデルになります。9月には専門家を招き、川の中に入れる石の置き方について実習しながら学びました。秋までに、会員は3人増えて10人になりました。
・小学校も岩本川へ
岩本川創遊会以外の団体の動きとしては、5月に平井小学校の5年生が岩本川で川遊びをしました。7月には高橋交流館が主催で生き物調査をしました。岩本川創遊会は平井小学校には当日のサポートを、高橋交流館には事前の企画への協力を行いました。
地元のボーイスカウトも、小さな子どもを屋外で保育するという「森のようちえん」のグループも岩本川で遊んでいたそうです。
