豊田市内の中小河川では、土砂の堆積と草の繁茂が過剰な場所が見られます。そのような川では景観が悪く、川に近づきにくく、川遊びをする子どもの姿は見られないほか、治水上の安全度が低下し、浚渫や草刈といった維持管理コストがかかるなどの問題を抱えています。
そのため矢作川研究所では、住民が親しめる自然豊かな川を目指して、住民と行政が自然再生を行う「ふるさとの川づくり事業」に取り組んでいます。2015年度にモデル河川として事業を開始した岩本川では、住民団体により草刈りなどの日常管理が行われ、子どもたちが生き生きと目を輝かせて学習できる、地域に愛される川になっています。そして2020年度には、新たな河川での事業が始まりました。
そこで、今後の具体的な川づくりを考えるため、これまでの「ふるさとの川づくり事業」で変化した岩本川や地域の様子を振り返ります。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、この成果発表は動画により公開します。
内 容 ①事業報告 ふるさとの川づくり事業のこれまで/山本大輔(豊田市矢作川研究所)
②研究報告 ふるさとの川づくりによる住民と地域の変化/吉橋久美子(豊田市矢作川研究所)
③事例紹介 中小河川の自然再生工法の事例/原田守啓(岐阜大学流域圏科学研究センター)