【矢作川を知ろう】

川の恵みで大きくなった

今井洋二さん(1943年生まれ)



 矢作川の歴史を語る上で欠かせない場所があります。それは、矢作川の物流の拠点として重要な役割を果たした豊田市百々(どうど)町。この百々町で生まれ育ち、先祖から続く川とのつながりや地域の歴史を大切にしておられる今井洋二さんにお話を伺いました。矢作川の流れる音を聴きながら語っていただいている途中、アオサギやキジが川の上を飛び、カワウが魚をくわえて川から飛び立ち、川辺の林から子ギツネが現れるというできごともありました。
(聴き取り 吉橋久美子 2017年10月31日 扶桑公園(矢作川と岩本川の合流点附近)にて)


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地元の川や自然が、心のふるさとになるように

有我 都さん(キッズプランナー)


有我さんは子育て支援グループ「キッズプランナー※」の代表として、10年以上にわたって親子向けの川遊びのイベントを開いておられます。また、市民グループ「矢作川水族館」や「家下川リバーキーパーズ」の一員としても川と人を結ぶ様々な活動を展開。いつも明るくにこやかな有我さんに、その背景にある思いを伺いました。
(2017年8月24日 聴き取り・記事作成:吉橋久美子)
※豊田市の南部にある子育て支援の拠点、「柳川瀬子どもつどいの広場にこにこ」を豊田市と共に運営。



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川遊びした子ども達はすごくいい顔

村瀬登美さん (稲武山里体験推進協議会) 



稲武地区は豊田市の北東に位置し、長野県と岐阜県に接する自然豊かなエリアです。
温泉を併設した道の駅として有名な「どんぐりの里いなぶ」のすぐ近くに、明治時代に建てられた民家を移築した「豊田市稲武体験交流施設どんぐり工房」があります。どんぐり工房は、豊田市と合併した2005年から、農林業、食、工芸などの体験プログラムの拠点として多くの人に親しまれています。その体験プログラムの一つに「川遊び」があると知り、活動の核になっておられる村瀬登美さんにお話を聴かせていただきました。
(聴き取り 吉橋久美子2015年10月6日 どんぐり工房にて )
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<子どもたちに伝える「身近な自然」の大切さ>

藤井泰雄さん(元矢作川漁業協同組合平戸橋支部長)(82歳)(年齢は取材時)



藤井さんはかつて矢作川漁協の平戸橋支部長という役割を担われ、希少魚類の繁殖に力を注ぎ、依頼を受けた小中学校に出向き子ども達とたくさんの川遊びを行ってきた方です。河畔林「お釣り土場水辺公園」の管理にもご尽力をいただきました。また季刊誌『RIO』No.201では「矢作川の生きもの」コーナーで渡りをする蝶、アサギマダラについてもご寄稿いただいています。
藤井さんのお話には、優しい語り口調の中に固い信念と科学の目を感じました。なかでも子ども達との関わりは微笑ましくも本質的なものでした。
(聴き取り 吉橋久美子2016年7月25日、12月19日)
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<対岸とともに>

矢作自治区水辺愛護会
新實鋭二さん(会長) 75歳(中央)
池野定雄さん(庶務会計)69歳(向かって左)
成瀬啓一さん(会員・矢作自治区区長)67歳(右)
(年齢・肩書は聴き取り時)



矢作自治区水辺愛護会※1は矢作自治区内の矢作川右岸(榑俣(くれまた)町~百月(どうづき)町)を活動地として竹林の間伐や草刈り、水辺公園の維持管理などをしています。
愛護会設立前のワークショップ※2では、会の「課題」を「対岸の笹戸自治区と協働し、計画を立てて整備したい。人手不足の為住民だけで管理していくのは難しい。」という言葉にまとめました。このように対岸を意識する言葉は他の愛護会でも度々聞かれ、「対岸からの眺めを良くする」ことが活動の目標になっている愛護会もあります。地元と対岸という二つの視点を持ち、その間を流れる川も含めた空間への意識の強さは、川辺に住む人々の特徴ではないでしょうか。
(聴き取り 吉橋久美子2016年7月26日)
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