矢作川を知ろう 【矢作川と人】

絵と語りから読み解く広沢川と水車 ―「昭和25年頃、思いで水車」―

 2026年5月9日に、豊田市猿投(さなげ)町を流れる広沢川で、広沢川猿投水辺愛護会の皆さんと研究所で「川づくり勉強会」が行われました。会の終了後、会員の三宅茂さんが、スマホの画面で一枚の絵を見せてくださいました(図①)。

 絵には広沢川と水車が描かれています。三宅さんのお父様である三宅勝(1920-2017)さんが晩年描いたものだそうで、「なんて味わいのある絵だろう!」と魅了されました。そして「今はもう見ることができない川辺の風景…これは貴重だ!」と、さっそくご自宅に伺い、他の絵も含めて実物を見せていただくことになりました。  

 勝さんは、晩年、脳に良い刺激を与えるためにと家族に提案され、絵を描き始めたそうです。「勝乃覚絵」と表紙に書かれたファイルには、水車の絵のほかにも猿投山での炭焼きの様子や、近くの神社のお祭りを描いた絵などもありました。
 後からわかったのですが、実は勝さんには、82才の時(2002年)に研究所の聴き取りにご参加いただいていました。近くに住むA氏とお二人で、広沢川や猿投山での仕事や暮らしのことを語った記録があります(非公開)。以下、絵の詳細と、聴き取りで得られた情報を交えてお伝えします。


広沢川


三宅茂さん


「絵と語りから読み解く広沢川と水車 ―「昭和25年頃、思いで水車」―」の続きを読む