No.180 ツチイナゴ

 11月下旬、平井公園の脇に植えられたツバキの葉の上で、日光浴をしているツチイナゴを見つけました。大きさは6cmくらい。体色は全体的に茶色っぽく、複眼の下にある黒い縦の筋が特徴的です。マメ科植物のクズを好んで食べるため、クズが繁茂する雑木林の林縁や河川敷などで見ることができます。バッタのなかまの多くは、秋に産卵して卵で冬を越しますが、ツチイナゴは成虫で冬を越し、翌春に産卵することが知られています。(浜崎健児)


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