No.77 「西澤真蔵」の名前の話

枝下用水開削者として親しまれている「西澤真蔵」は、実は代々襲名されてきた名前です。開削関係資料で西澤真蔵の署名に押してある印を見ると、「義賢」と書かれています。つまり、枝下用水開削に関わったのは、代々の「西澤真蔵」の中でも、西澤真蔵義賢という人物であることがここから判ります。
資料に「西澤真蔵」と書かれていても、資料の年代や記述内容から、いつの「真蔵」であるのか、注意が必要です。また、「西澤真蔵義賢」と書かれた資料があれば、枝下用水開削に尽力した「西澤真蔵」だろうと考える事ができるのです。


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