百々水辺愛護会・初音川ビオトープ愛護会とともにニホンミツバチの採蜜会を行いました

2017/10/25

平成29年10月7日、10日

豊田市矢作川研究所は、水辺愛護会が行っている活動の活性化(「楽しみ」の創出)に向けた取り組みの一つとして、ニホンミツバチの養蜂を検討しています。愛護会が行う草刈りの方法を変えて花をつける植物を増やし、ミツバチが蜜を集めやすい環境づくりを進めながら、みんなでハチミツを味わうことで、愛護会活動の活性化に繋げていきたいと考えています。今年は、百々水辺愛護会および初音川ビオトープ愛護会とともに、ニホンミツバチの養蜂にチャレンジしました。6月に巣箱を設置して以降、巣は順調に大きくなったことから、中部日本みつばちの会にご協力いただき、採蜜会を行いました。

百々水辺愛護会の採蜜会は10月7日(土曜日)に百々貯木場跡で行いました。会には愛護会会員だけでなく、平井小学校地域学校共働本部の「土曜学習」としてお申込みいただいた親子4家族にもお越しいただきました。ニホンミツバチの生態や農作物の受粉に果たす役割、巣箱の構造などについて説明したあと、メッシュを貼ったテントの中に巣箱を入れて採蜜作業を行い、テントの外からその様子を見学していただきました。




巣を切り分けて行った試食では、大人だけでなく子ども達からも「こんなにおいしいなんて!」「市販のものとは全然違う」「味が濃いですね」「いい匂いがする」など、うれしい感想をいただくことができました。愛護会会員からは養蜂に関する様々な質問や意見が飛び交い、次年度の養蜂に向けた意気込みが感じられました。




初音川ビオトープ愛護会の採蜜会は10月10日(火曜日)に初音川ビオトープで行い、愛護会会員の方々にお集まりいただきました。




縦25cm×横25cm×高さ15cmの巣枠いっぱいにハチミツを蓄えた巣が切り出されると、巣枠1つで採れるハチミツの量や採蜜する際のポイント、さらには、巣箱の構造や管理方法などについて質問が出され、養蜂に直接関わっていなかった会員の方々にも、ニホンミツバチの養蜂に興味を持っていただくことができました。





研究所は、愛護会の活動場所での草刈り方法の違いとニホンミツバチの訪花状況との関係を調査する計画を進めており、初音川ビオトープでは草刈り方法を変えるとどの程度花の咲き具合が変わるのか予備的な実験を行っています(詳細は下記URLの研究所日記をご覧ください)。花の咲く川辺となるように草刈りの方法を見直しながら、毎年おいしいハチミツが採れるよう、愛護会とともにチャレンジしていきたいと考えています。


研究所日記「初音川ビオトープで植物と昆虫の調査を始めます」
https://www.yahagigawa.jp/diary/entry-614.html


  • 前へ
  • 一覧
  • 次へ