2021/05/15
昨年10月の「研究所日記」で経過をご紹介したように、昨年度は河畔林の整備団体「水辺愛護会」の一つ、古鼡(ふっそ)水辺公園愛護会と研究所でワークショップを行い、「管理・活動計画」を作成しました。「管理・活動計画」とは、水辺愛護会の活動地の自然や川辺の恵み、愛護会の現状に即して、活動地をどんな場所にしたいか、どう使いたいかを整理し、これからの管理方法や活動の仕方などをまとめたものです。
この地域は、かつて川が生業や暮らしと密接に結びついていました。そこで、活動テーマは「歴史ある川辺を子どもたちに伝える」になりました。また、現在、短く草を刈りこんでいるエリアは、今後は花が咲き、虫が来るような草丈のある草原とする、木が生長して少し暗くなっている広場や、堤防の法面などは、茂りすぎた木の下枝を払う、などの管理方針を立てました。下枝を伐ることについては即座に実施されました。
5月に入り、資料として完成した「管理・活動計画」を持参して、会員の皆さんにお会いし、改めて内容を確認しました。今後も共働で、あるべき川の姿を考えていくことになっています。
「管理・活動計画」は今年度も1団体で作成を予定しています。