2024/03/02
矢作川学校ミニシンポジウムは今年度で19回目となりました。会場には34名、リモートには7名の方々にご参加いただき、大学生や大学院生による10題の研究発表と意見交換を行いました。今回は中・高校生の参加はなく、幅広い層の発表とならず残念でした。一方で、矢作川を熟知されている年配の方々からは多くの質問や意見が寄せられ、まさしく世代間の交流の場となりました。これまでのミニシンポジウムでは、若い人たちの意見交換が乏しく、彼らの発言をいかに促すかが、課題の1つでした。驚いたことに、今回は、積極的な質問が飛び交う場面もあり、活気が出てうれしく思いました。
主催側にいる私たちも初めて人前で研究発表した時を振り返ると、緊張と答えに窮する質問がでたら、どうしょうという不安で一杯だったことを思い出します。その後、年を重ね発表を重ねるうちに、不安よりも自分の研究に対する意見を求める気持ちが大きくなりました。若い人の発言を促すには、会場の雰囲気を柔らかくすることが必要だと感じています。ミニシンポジウムは、学会発表のような堅苦しいものではなく、仲間同士が雑談する時のように、おやつをつまみながら、気軽に意見し合えるサロン的な楽しい会にしていきたいと思っています。今回はその試みの第一歩として、参加者全員で集合写真の撮影を行いました。(内田朝子)