矢作川研究所日記

2022/01/12

とよたシニアアカデミーで川での市民活動についてお話ししました

 1月12日、「豊田の自然-川の環境を守りする-」と題して、豊田市内のシニアが学生として学ぶ「とよたシニアアカデミー」でお話しをさせていただきました。昨年度に続き、二回目のお招きです。
 今年度のテーマは川辺を守る市民活動でした。まず、矢作川の川辺などで、密生した竹を伐ったり、草刈りをして、景観や親水性を維持する活動をしている「水辺愛護会」(22団体)の成果と課題についてお話しさせていただきました。次に、市の「ふるさとの川づくり事業」(リンク先は動画)を経て小川を「遊べる川」として維持している「岩本川創遊会」(岩本川)、同じ事業で住民ワークショップが終わっていよいよ次年度から川づくりに取りかかろうとする「猿投町まちづくり協議会」(広沢川)についてお話しさせていただきました。
 学生の皆さんは真剣にご聴講くださり、その後グループに分かれての話し合いも盛り上がりました。(吉橋)

<ご感想>

「矢作川の自然を活かすその取り組み、よく頑張っている水辺愛護会の皆さんの活動を知り、素晴らしく思います。矢作川は水量も多く豊田市民としてとても親しみのある川です。矢作川研究所を知ることができ良かったです.興味ある授業でした。」(70歳代男性)。

「汚れている河川を住民で整備してくつろいだり遊ぶ場所にすると、汚さなくなるのではないでしょうか。市民が川に関心を持ち、綺麗な川で子供たちが遊べるようになると良いと思います。」(70歳代女性)




2022/01/04

オオカナダモ分布調査

広がった河原

今年度も12月23日に釣舟で川を下り、オオカナダモの分布状況を確認しました。
籠川から久澄橋間では河畔の竹林伐採が進み、舟上からみる矢作川は広々とした感じを受けました。「籠川の合流点下流に新しく大きな早瀬ができた!」とか、「陣中の瀬は優しい流れになったね。幅が広がったからかな?」とか、船頭の高木さんと川の変化に驚きながら調査を進めました。


籠川合流点下流にできた瀬


豊田スタジアムと水鳥


水際に落ち葉や大きめの石があると黒っぽくみえます。もしや、オオカナダモの群落かと、その度に近寄っては川底を確認しました。喜ばしいことに、オオカナダモは綺麗さっぱり一掃されていました。
冬とはいえ、小春日和の穏やかな天候に恵まれ、無事に調査を終えることができました。(内田)