2018/07/22
市民と行政が共働で川づくりをする「ふるさとの川づくり事業」のモデルとして、岩本川で事業が始まったのが2015年。その年から毎年行われてきた「岩本川探検隊」は、当初は矢作川研究所が主催でしたが、昨年から地元の川づくり団体「岩本川創遊会」の主催で行われています。
今年は地域の親子24人が参加。「熱中症にはくれぐれも気を付けて」と受付で塩分補給タブレットと飲み物が配られ、休憩も早め早めにとることになりました。
まずは探検隊長からご挨拶。
今年のテーマは、熱く盛り上がったサッカーワールドカップにちなんで「岩本川ワールドカップ2018」!
岩本川周辺でよく見られる11種の代表選手たちですが、生き物によって好むすみかが違います。川づくりがすすんだことで、岩本川にはいろいろな環境ができて、いろいろな生き物がいるのだということを知ってもらおうという狙いの企画です。
捕まえ方をちゃんと覚えて、「岩本川代表イレブン」を探し出しましょう…!
岩本川は流れが多様化して、せせらぎの音が心地よく聞えてきます。おととしに続き、昨年、階段がもう一基できて、2か所から上り下りできるようになり、ますます川に入りやすくなりました。水制も入り、その下流にはたまりができています(詳細はRioNo.208)。
リピーターのお子さんはさすがの手つきでタモ網を操り、初めてのお子さんは岩本川創遊会のメンバーなどに聞きながら、魚のいそうなところを狙ってガサガサ。
いましたいました、「岩本川代表」のいきものたち。
FWアメリカザリガニ、MFドジョウ、ニシシマドジョウ、ホトケドジョウ、DFカワムツ、オイカワ…!
そして川が楽しいのは魚を捕まえることだけじゃないですよね!泳いでいる子もいました。
岩本川を存分に楽しんだあとは、集合場所の扶桑公園へ。
好きな生き物を観察ケースに入れてよーく観察し、「私のMVP」としてスケッチしました。
隊長が記念撮影もしてくれましたよ。
そしておまちかね、岩本川の生き物についてハカセからしっかり教えてもらいました。
最後は「岩本川代表イレブン」が何種類見つかったかの発表会。
最多の7種類を見つけたお子さんが、隊長から記念の缶バッジをプレゼントされました。
参加者アンケートでは「子どもの育成にとても役立つ」「普段やることができないことを体験できて良かったです」などの声をいただきました。また、岩本川創遊会会員からは「もっとたくさんの子どもたちに遊んでもらえるような川づくりをしたい」という記入がありました。
今年も地域の方々のご活躍で子どもたちの本当に生き生きとした姿を見ることができました。
ふるさとの愛される川づくり、これからも続きます。