初音川ビオトープのかいぼりを実施しました

2019/01/28



初音川改修工事に伴い生息場所を喪失する水生生物の避難を目的に、ビオトープ内の水を抜くタイミングにあわせ、かいぼりを行いました。土のうを積んでビオトープを半分に仕切り、12月に南西側の半分を、1月に北東側の残り半分を調査しました。ヘドロが厚く堆積したぬかるみの中での採集はなかなか大変でしたが、大きなコイからイトトンボ類の幼虫まで大小さまざまな水生動物を採集しました。集計の結果、9種の魚類をはじめ23種の水生動物を確認することができ、採集数の多かったものは、カダヤシ(特定外来生物)、モツゴ、チュウゴクスジエビ(外来種)で、いずれも3ケタを超えていました。チュウゴクスジエビは今回はじめての確認です。本来たくさん生息していてもいいはずのメダカが全く確認できず、ドジョウがわずか3尾にとどまったのは残念でしたが、今後魚道の整備や水底の浚渫によってより良い環境に整備していきたいと思います。


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