稚アユ遡上数は昨年の2倍を超えました

2020/07/28


明治用水頭首工における遡上調査が6月末で終了しました。調査は2〜4日に1回の頻度で実施したので、調査を実施していない日はその前後の値の平均値で補完して集計した結果、のべ110万尾のアユが遡上したと推定されました。過去10年の中では6番目の遡上数ですが、昨年(45万尾)と比べると2倍以上の遡上数となりました。



アユがいると鳥も集まる


明治用水頭首工の約10km上流にある越戸ダム魚道でも同様の方法で調査をおこなった結果、6月下旬までの間でのべ25万尾の遡上を観測しました。明治用水頭首工で遡上したアユの数の約23%が越戸ダムを遡上したことになります。

昨年は遡上数が少なかったこともあり、中流で調べたアユの生息密度が大変に低かったのですが、今年は多くのアユの泳ぐ姿が見られることを期待しています。


左岸側では耐震工事が実施


増水が続く矢作川中流(源氏の瀬付近)


  • 前へ
  • 一覧
  • 次へ