エビ・カニ調査を行いました

2016/08/26

6月から毎月、明治用水頭首工の上流と下流3ヶ所ずつで、エビとカニの調査を始めました。7月からは越戸ダムより上流で1ヶ所、巴川で1ヶ所の計8ヶ所で行っています。エビやカニの中にはヒラテテナガエビやミゾレヌマエビ、モクズガニのように川と海を往き来しないと繁殖できない「通し回遊性」の種類がいます。魚類ではアユやウナギなどが有名ですが、矢作川でこれらの魚類に加え、エビやカニが頭首工やダムの魚道を上手に利用して、上り下りできているかどうかを調べています。





調査では頭首工より下流で、写真のようにたくさんのモクズガニが捕獲されました。





大きさを記録するため、その場でノギスを使って甲長(殻の幅)を測るのですが、8月の調査では持ち上げた時に毛が生えたグローブのような逞しいハサミで挟まれてしまいました。






エビ類はスジエビ、テナガエビ、ミゾレヌマエビなどが採集されました。
9月にも調査を行い、通し回遊性のエビ、カニ類の生息状況を把握する予定です。


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