ドローンを用いた外来水草オオカナダモの分布調査

2022/12/20


今年も外来水草オオカナダモの分布をモニタリングする時期になりました。今年は頼みの綱であった船頭さんのご都合が悪く、調査対象の全区間をドローンで確認することになりました。研究所の熟練ドローン操縦士の指導を受け、ドローン操縦に挑戦しました。


スタートさせたドローンは、4つのプロペラを高速回転させ、草や枯れ葉を蹴散らして勢いよく上空に舞い上がりました。手に汗を握り、心に「良い仕事をするんだよ、無事に戻ってくるんだよ」と念じつつ操縦しました。矢作川の水面、岸辺の様子、ドローンに驚く水鳥たちなどなど、モニターに次から次へと上空からの川の情報が映し出されました。まるで自分自身が川の上空で旅しているような、そんな感動を味わうことができました。



将来、スマホでドローン操作ができる時代も到来するのでしょうか。そうなると、ドライブ気分で川に出かけ、車窓から放ったドローンで川の様子を確認し、調査のタイミングも容易に図ることができそうです。夢は膨らむばかりです。

なお、矢作川のオオカナダモの分布変化(2011年~2021年)は令和5年1月1日発行の矢作川研究27号に紹介しました。是非、ご覧ください。


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