2017/01/23
乙川の上流域にある岡崎市の河合中学校で開かれたホタルサミットに参加してきました。
中学校の前はちょうど矢作川の支流乙川に男川が合流する場所で、近くの川岸には「天然記念物 岡崎ゲンジボタル発生地」と書かれた碑が建っていました。昭和10年(1935)に指定され、古くからゲンジボタルの多産地として親しまれてきた場所だそうです。しかし、高度経済成長期、河川環境の悪化により減少してしまい、昭和40年代から地域の方々や小中学校によるゲンジボタルの保護活動が始まりました。
ホタルサミットでは河合中学校に加え、3つの小学校の児童による環境保護活動の発表がありました。ゲンジボタルの保護活動に端を発し、生息場となる川岸の竹林伐採や水源林となる山の手入れなど活動がどんどん拡がっている様子が紹介されました。
サミットの後半では3つの提言が発表され、今後も活動を続けていくことが約束されました。
最後に研究所からは人の手を借りなくてもたくさんのホタルが舞う河川環境をこの乙川流域で作って下さいとお願いしました。
これからのみなさんの活動に期待しています!