小渡小学校の児童さんとお魚学習会を行いました!

2025/04/28

魚を覗き込む児童の皆さん


鰭の名前を理解するための概念図


2025年4月28日に矢作川学校の講師として,小渡小学校の1,2年生の児童さんを対象としたお魚学習会を矢作川の河畔(小渡町)で行いました.今回は,①魚と人の類似性から鰭(ヒレ)の名前を理解する,②絵合わせによって魚の名前を当てる,の2つについて学んでもらいました.

魚の鰭には背鰭,胸鰭,腹鰭,臀(しり)鰭,尾鰭などがありますが,この名前を暗記するのは大変なので,人との類似性から理解できるように図を使って解説しました.魚の中に人の体を描き込んで,鰭の生えている場所を考えれば,途端に鰭の名前を理解できるようになります.鰭の名前を尋ねると,児童さんからは「背鰭~」などと元気な回答が寄せられました.

魚の名前当てクイズのために,学習会の会場付近で採集された魚類を文献などで調べ(合計14種),魚の切抜き写真を並べて絵合わせしやすい資料を作成し,それを配布しました.当日早めに現地入りして採集した魚(カワムツ,アブラハヤ,タカハヤ,オイカワ,カワヨシノボリ)とアユを水槽に入れると,皆さん興味津々です.小さな観察ケースを一人ずつに渡すと,児童の皆さんは,それぞれ気に入った魚を入れ,実物の魚と資料とを見比べながら,答え合わせに来てくれました.ハヤの仲間は難易度が高く,間違えることもありましたが,最終的には自分の力で答えることができていました.

当日採集された魚を見ることで,小学校の近くの矢作川に多くの魚がいることを実感できたようでした.また,魚の名前を当てて自信を持った児童の一人が,学習会の後に「魚釣りに行く!」と言ってくれました.矢作川とそこに生きる魚に興味を持ってもらえたようで嬉しかったです.(小野田 幸生)


作成者:小野田 幸生
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