2026/10/17
2026年10月17日、下越戸水辺愛護会の第2回管理・活動計画作成ワークショップを開催し、会員6人が参加しました。
第1回ワークショップでは、活動地の植生やこれまでの活動を振り返りながら、今後に向けたさまざまな意見やアイデアを出し合いました。今回は、それらを踏まえて矢作川研究所から植生のゾーニングや管理方法の提案を行い、意見交換を行いました。
また、活動地の管理だけでなく、団体運営や他団体との連携なども視野に入れながら、今後の活動の方向性について話し合いました。参加者それぞれの思いや経験を共有し、未来に向けた構想を練る有意義な時間となりました。参加者の方からは「今後、活動を進めるにあたり、目標、目指す姿が具体的に考えられ、良い活動だと感じた」「この先何年できるかわからないけど今の自分が誇らしい。これからも皆と一緒にがんばろう」などの感想メモをいただきました。
今後は、2回のワークショップの内容をもとに管理・活動計画の素案を作成し、愛護会の皆さんの意見を反映しながら、年度内の計画完成を目指します。
2026/10/08
2026年10月8日、水辺愛護会・河畔林愛護会の会員を対象とした令和8年度河川愛護活動視察研修会を実施しました。本研修会は、矢作川の河川環境に関する見識を深めることを目的に、豊田市河川課と矢作川研究所が毎年開催しているものです。今年は10団体32名が参加し、矢作川中流部の左岸二か所と右岸一か所を視察しました。
最初の訪問地、「旧今井貯木場施設」(国重要文化財、旧称:百々(どうど)貯木場)(豊田市百々町)では、市文化財課職員の解説を受けながら、かつて木材輸送を支えた矢作川の水運の歴史について学びました。同施設は、河川中流域に築かれた水中貯木場として全国的にも貴重な遺構であり、人造石工法を用いた大規模な構造物としても知られています。
次の「百々水辺愛護会活動地」では、今井菊平会長から活動について説明を受けました。同愛護会は2003年の発足以来、竹伐りや草刈りなどをして散策路の管理を継続しています。矢作川研究所と連携して養蜂や地域の親子を対象とした自然観察会などにも取り組んでこられました。
平成記念橋を渡って最後に訪れた「お釣(つり)土場水辺公園」(豊田市越戸町)では、まず、中越戸水辺愛護会の取組について森和夫会長から説明を受けました。活動は今年で10年目となり、会員の皆さんは活動地にあった竹藪を伐り開き、川が見える景観を保つとともに、自走式草刈り機の導入などにより高齢化や人手不足への対応を進めています。
お釣土場水辺公園は1997年から矢作川研究所が管理をしていますが、現在は中越戸水辺愛護会の皆さんも共に管理を担ってくださっています。説明を受けた後、お釣土場水辺公園を散策しました。散策路の木には生き物に関する説明資料が掲示されており、会員が説明してくださいました。
水辺公園の端から下流方向は、下越戸水辺愛護会の活動地です。その場所で、川崎学会長から下越戸水辺愛護会の活動の説明を受けました。30代から90代までの多世代の会員が月2回活動を続けており、中学生も年に一度、活動に参加しているとのことでした。下越戸水辺愛護会は今年度、活動の将来像を描く「管理・活動計画」を作成中です。
最後に一言ずつ感想などを述べあう時間を持ちました。貯木場の歴史に感動したといった感想や、草刈り機導入についての愛護会同士の質疑応答がありました。また活動の現状として、活動の継続や担い手の確保が課題であることが多くの愛護会から語られました。
矢作川の歴史を知り、他の愛護会の活動地を実際に訪れることで、学びと刺激を得た一日になったと思います。