2026/07/25
2026年7月25日に一の瀬川(豊田市寺下町)で、川遊び体験会「一の瀬川で遊ぼう」を行いました。
一の瀬川では、地域の方々と研究所が共に将来像を描き、川づくりを行うという「ふるさとの川づくり事業」に2024年度から取り組んでおり、今年で3年目になります。川遊び体験会も3度目の実施で、地域の親子を中心に約20人が参加しました。
共催の「KaMiTaKiMi自然探検隊」には参加者募集や草刈り、タープでの日陰づくり、寺下町内会には自治区内の広報などのご協力をいただきました。
今年の川遊びは昨年度と大きな違いがありました。昨年度の川遊びでは脚立無しには降りられなかった大きな落差が、分散型落差工の設置によって、脚立を使わずに行き来できるようになりました。この分散型落差工は、地域の皆さんとの話し合いを経てまとめた、「生き物の行き来をしやすくする」「生き物の隠れ家になる隙間を作る」「子どもの遊びやすさに配慮する」などの「川づくりの方向性」をもとに設置されたものです。そのおかげで、分散型落差工を慎重な足運びで自由に行き来したり、自然石を用いたからこそできる隙間で生き物を探したりする参加者の様子が見られました。
参加者は思い思いに川遊びを楽しみ、全員が何かしらの生き物を採ることができていました。それらの生き物について、水辺の環境教育講師・伊藤匠さんに解説していただきました。参加者は小さな観察ケースでじっくり魚を見たりしながら、一の瀬川の生き物について学びを深めました。
アンケートでは、一の瀬川が浅くて水がきれいで、橋の下を拠点としてタープを張ってつくった日陰があったため、安心して遊べたこと、一の瀬川に多様な生き物がいることを知ったことなどが記入されていました。一の瀬川の今後については、生物の多様性がある川、子どもが遊べる川、世代間交流が図れる場となってほしいという希望がありました。
一の瀬川では今後も溜まりすぎた土砂を取り除くことや、置石で流れを自然に蛇行させる工事が予定されています。川の変化を楽しみながら注目していただけると嬉しいです。(吉橋)
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2025年度の川遊び体験会
2026/07/18
研究所は、川辺の環境保全を行う水辺愛護会とともに、会の活動についてふりかえり、目指す姿を描く「管理・活動計画」を2019年度から作成してきました。今年度は下越戸水辺愛護会が管理・活動計画を作成することになりました。
下越戸水辺愛護会の活動地は猿投台地区の矢作川右岸にあり、「お釣土場水辺公園」に隣接しています。その関係で、昨年度の「お釣土場水辺公園 管理・活動計画」を中越戸水辺愛護会と共に作成し、続いて今年度は単独で活動地を対象として計画を作成する運びとなりました。
計画作成のための第1回ワークショップを2026年7月18日に行い、会員8人が参加しました。まず活動地に集まり、現地を見ながら、植生管理や景観の変化について話をしました。活動地には、開放的な散策路やツバキが多い林の散策路、外来種の植物や竹が茂っているところなど、多様な環境があります。
その後、下越戸区民会館に移動し、活動のふりかえりを行いました。矢作川の散策路整備を目的として、猿投台地区全体での取り組みが行われてきていますが、じつは下越戸では、それに先んじて活動が始まっていたそうです。また、活動の成果としては景観の改善、散歩する人の増加やごみの減少、課題としては、保全すべき植物と駆除すべき植物の区別が困難であること、今後の希望としては、川べりを歩けるようにすることなどが挙げられました。
課題への対応策や、理想とする未来像などを考える第2回ワークショップを10月に予定しています。地域の人々によく利用されている活動地を、より自然豊かにするための意見交換ができるのを楽しみにしています。