国立環境研究所の末吉さんに,セミナー講師をしてもらいました.

2025/06/16

末吉さんによるセミナーの様子


2025年6月16日に,末吉正尚さん(国立環境研究所 生物多様性領域・琵琶湖分室 研究員)に,矢作川研究所セミナーの講師をしていただきました.

「気候変動下における河川生態系の保全・再生に向けたダム及び流域管理」と題した講演では,末吉さんの研究成果を中心に最新知見を紹介していただきました.

地道な現地調査に基づく魚類の潜在分布マップの提示や,水温上昇に伴う分布域の変化の重ね合わせなど,矢作川の流域でも活用できそうな研究方法やその結果の提示方法を学ぶことができました.また,ダムからの土砂供給の効果を継続的に評価する際には,目標とする場所の環境も時間的に変化していることに注意する必要があるなど,実際のデータに基づいた示唆に富むアドバイスをしていただきました.河畔林と水温との関連についての研究紹介もあり,水辺愛護会による河畔林管理にも役立ちそうな知見も聞くことができました.

翌日(6月17日)には,矢作川の現地指導もしていただきました.置土実験を行っている越戸ダム下流や小渡地区などを実際に確認してもらいながら,河床環境の見方などについて情報交換をすることができました.他の川でも研究している外部の研究者の方から見た「矢作川の環境」について知ることができて,とても新鮮でした.

末吉さんの講演や現地指導のおかげで,とても良い刺激を得られた貴重な2日間となりました.
末吉さん,ありがとうございました.(小野田幸生)


河畔林と河川水温の関連性の講演


研究相談にも乗っていただきました


越戸ダム下流の置土の視察


小渡地区の置土の視察


作成者:小野田 幸生
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